あらすじ
「東京怪異捜査録 − 警視庁特対室CASE:XXX -」の、各CASEあとがき集です。
オムニバス形式で綴られる怪異×警察×異能力捜査──隠された事件を極秘解決する異能者たちの戦いが始まる──
2025年2月〜
東京怪異捜査録 − 警視庁特対室CASE:XXX -
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古い刑事たちの間に伝わる都市伝説がある。
「どうあっても理屈が通らねぇ、奇妙な事件。解決できねぇ事件。そんな時、どこからかマルトク案件って聞こえてくるんだよ。誰もそれが何のことかは、分からねぇが──」
警視庁の地下、誰にも知られてはならない部屋。
その名を、特異事案対策室という。
選ばれた者だけが入るその部署には、異能を得た者、神隠しから戻った者──怪異に人生を狂わされた者たちが集っている。
彼らの任務は、表向きには記録に残すことの出来ない怪異に人知れず対処し、この街の平穏を維持すること。
呪いも、都市伝説も、そして願いも。
すべては誰かの心が形を成した『人ならざるもの』。
退治でもなく、救済でもない。
ただ、その都度、最もまっとうな方法で、恐れや祈りの形をした何かと向き合っていく。
これはマルトク案件と囁かれた、奇妙な事件に立ち向かった者たちの、誰にも知られることのない裏側の捜査録である。