あらすじ
炎を操るチート級能力者――それは、人々を守る英雄であるはずだった。
異能を持つ《能力者》が国家管理される社会。
A級能力者『田中忌夜(イミヤ)』は、“チートクラス”と呼ばれる最強格の炎使い。敵対能力者を容赦なく焼き尽くしてきた。
しかし戦場帰りの彼は次第に暴走を始める。
能力者との私闘、一般人殺害、そして抑えきれない破壊衝動。
そんなある夜、田中はキャバクラで“マッチ女”と呼ばれる、取るに足らない火の能力しか持たない無表情な少女と出会う。
――それが、最強能力者の終焉の始まりとも知らずに。
人を殺すのに、チート能力なんていらない。
■田中 忌夜(イミヤ)
A級能力者/チートクラス炎能力者
国家認定の“有事特別戦闘員”
圧倒的な炎能力を持つ最強格だが、戦場帰りに精神が摩耗し暴走を始める。傲慢で粗暴、快楽主義。自らを「社会を守る英雄」と信じている。
能力:
超高熱炎操作+温度感知
熱探知により奇襲を許さない。
■マッチ女
火をつけるだけの能力者
キャバクラで働く、無表情で地味な少女。
能力は“指先で小さな火をつけるだけ”と侮られているが――。
感情表現が薄く、少し世間と感覚がズレている。
能力:
『イグニッション』
小さな火をつけられる。
■如月 時昌
能力者管理課 部長
暴走能力者を管理する官僚。
田中の危険性を察知し、ある決断を下す。
世界観
異能を持つ《能力者》が存在する社会。
能力者は国家に管理され、危険度によってランク分けされている。特に高位能力者は《有事特別戦闘員》として国家に保護・優遇される一方、暴走した能力者には秘密裏に《特別処置》が下される。