あらすじ
人は十八歳になると、自分の人生の最期を見る。
それは「エンディング閲覧日」と呼ばれ、見た内容は翌朝には忘れてしまう。だが主人公だけは違った。
彼が見た未来は、老いた自分が死の間際に呟くたった一言。
「間違えた」
何を間違えたのか。
進路か、恋愛か、仕事か。
その答えを恐れた主人公は、人生のあらゆる選択で慎重になっていく。失敗を避け、後悔を避け、未来の「間違えた」を回避しようと生き続ける。
しかし歳を重ね、ついに十八歳の時に見た人生の終着点へ辿り着いた時、彼は気付く。
自分が恐れていた未来の正体に。
そして、自らの人生を縛り続けたたった一言の本当の意味に。
これは、未来を知ってしまった男の八十六年の物語。
そして、人生で最も大きな後悔についての物語。