あらすじ

駅前には、誰も説明できない人がいる。 見たはずなのに思い出せない。 普通だった気がするのに、何も語れない。 そんな噂が広がる頃、鴉目萩はある違和感に気づく。 中学時代、自分たちは四人だったはずなのだ。 河川敷で笑い、 駅前を歩き、 同じ時間を過ごした。 なのに、その一人だけが思い出せない。 名前も。 顔も。 声も。 記憶の欠けた場所を辿るうち、萩たちは再び「柊」という存在に辿り着く。 これは、忘れられた誰かの物語ではない。 人が誰かを覚えているとはどういうことかを問い続ける物語である。

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カクヨム
カクヨム2026/06/05
  • 現在の作品葛は這う