あらすじ

東北生まれ東北育ち。 瀬戸内海なんて、教科書の中の存在だと思っていた。 ある日、小説賞の募集要項で「瀬戸内」という言葉を見つけた私は思う。 ――知らないなら、見に行けばいいじゃないか。 夜20時。 父に「ちょっと香川県行ってくるわ」と告げて家を飛び出した。 高速道路での睡魔との戦い、nanacoとデビットカードに翻弄されるトラブル、京都での寄り道、初めて会うネットの友人。 そうして辿り着いた瀬戸内の海は、私の知っている海ではなかった。 これは、東北の芋娘が衝動だけで800kmを走り、「なにもしない時間」の価値を知るまでの旅の記録である。

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小説を読もう2026/06/05
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