あらすじ
アースノロード大陸。この大陸では、五つの種族がそれぞれ国を作り暮らしていた。その中で魔族だけが他の種族と協調することなく、国を閉ざしていた。数百年に一度、魔族たちが魔族領を拡大するために、他の種族に戦争を仕掛けていた。各種族は人族の王に助けを求め、唯一魔王に対抗できる勇者を選んでいた。
人族のアーサー・デイヴィスは勇者に選ばれ、魔王を討伐すべく、魔王城で魔王と対峙することとなった。しかし、アーサーが見た魔王は想像とは全く異なる姿だった。
魔王はアーサーに一つ提案をした。「もし私の話を聞いてくれるのならば、私の力の全てをもって、この戦争をとめる」と。アーサーは魔王の言葉を信じていいかどうか、迷ったが、魔王の話を聞くことにした。「勇者アーサー・・・私は・・・」
五年後、勇者アーサーはすっかり人族の中で称えられ、アーサー・デイヴィスの名を知らない者を見つけるのが難しいほどだった。末の息子カインは子供らしく遊ぶことも笑うこともなく、大人びていた。カインの五歳の誕生日、アーサーは皆にカインを紹介するために、国王のすすめもあり、王宮で誕生日パーティーを開いていた。しかし、その日に起きた事件をきっかけに、カインは徐々に自分の出生の秘密を知ることとなる。