あらすじ
ブラック企業で過労死した元社畜の蓮見連。
「今度こそ絶対に自分のために生きる」と誓い、目標金額【手取り2億円での早期リタイア】を掲げてプロ野球の世界へ飛び込んだ。
持ち前の自己管理能力で肉体を最適化し、女神から貰ったチート能力でイージーに稼ぐはずが……いざプロの打席に立つと、視界が後ろに吹っ飛ぶ【三人称視点】という最悪のチートが発動!
極大のラグと3D酔いに襲われ、一言でも喋れば大惨事になるため、青ざめた顔で必死にゲロを堪えながら虚空を睨みつける蓮見。
しかし、その無口で悲壮な形相は、周囲のプロ選手やファンから「安打では全く満足しない冷徹な求道者」「極限の集中力を持つ孤高の天才」と盛大に勘違いされていき――!?
「頼むから早く二軍(サビ残)から一軍(インセンティブ発生)に行かせてくれ……!」
これは、ただ平穏な隠居生活と金を求める男が、不条理なクソ仕様システムと戦いながら、なぜか球界の覇王として神格化されていく勘違い野球物語。