あらすじ

侯爵令嬢イザベルは七年間、王宮会議の議事録を書き続けてきた。 誰が何を言い、何を決め、どの条約に抵触するか。彼女の筆が、王国の約束を形にしていた。 だが王太子エドガルドは「書記など筆写し」と侮り、宴で婚約破棄を宣言する。 翌日、彼は発言を撤回しようと議事録を消す。 そこへ隣国法官ノアが現れる。彼の鞄には、七年分の副本が揃っていた。 「あなたの議事録は、隣国の法廷でも通用する文章です」 言葉を軽く扱った王太子は、自分の言葉によって逃げ道を失う。

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小説を読もう2026/06/05
  • 現在の作品「書記など筆写し」——七年分の議事録が消え、王太子の婚約破棄は撤回不能になった