あらすじ

俺に冒険者の才能はなかった。 ステータスは平均以下、スキル適性はほぼゼロ、特別なクラスなんか授かれるわけもない。それでも妹のフィーネを守るために俺――レイドは三年間、毎朝欠かさず剣を振り続けた。モンスターが来たとき、妹の前に立てるように。 でもある夜、俺たちのフェルン村が焼かれた。モンスターに、じゃない。グランヴェルド王国の騎士団に、だ。まったく、つくづく笑えるよな……モンスターじゃなくて人間が、俺たちの村を滅ぼしたんだ。 俺は必死の思いで妹を逃がし、騎士の剣に貫かれて命を落とした。けれど、俺の意識は消えなかった。無残に殺されていった村のみんな――その憎悪が俺一人に凝集し――そして俺は、魔人として目を覚ました。 俺は、魔人になった。 何の素質もなかったはずの俺は、騎士団も冒険者も一撃で葬り去れるほどの力を持っていた。この力があれば大丈夫だ、王国にいった妹を迎えに行こう。 邪魔する人間は、一人ずつ殺していけばいい。

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カクヨム
カクヨム2026/06/05
  • 現在の作品壊滅の魔人 ~最後の一人まで、俺は人間を殺し続ける~