あらすじ
魔法全盛の時代――一部の武器は、すでに過去の遺物となっていた。
チェスタート王国で代々火筒(銃)を受け継ぐボルトア家もまた、時代に取り残され、国の補助金に縛られた貧しい生活を強いられていた。
当主である父の急死により、家を継ぐことになった少女ミハル・ボルトア。
だが、火筒師保護法によって自由を奪われたその生活は、もはや『呪縛』でしかなかった。
しかし、幼少期から射撃に天才的素養を見せていたミハル。
彼女が手にしたのは、貧しさゆえに形にできなかった先祖達が残したアイディアを記した書物と、本来なら相反して破裂するはずの七色の魔力を、混じり合わせてしまう『異端の力』。
その力を応用し、火薬に代わる七色均衡魔法を生み出したとき、誰にも顧みられなかった火筒は、防御魔法をも貫く武器へと進化する。
これは、最弱の魔法しか持たない隻眼の少女が、技術と発想で世界の常識を覆す物語。
魔法全盛時代に、一発の銃声が鳴り響く!