あらすじ
「こんな不吉な汚い髪の女に、俺が惚れるとでも思ったのか?」
王家に近いゲイレン家の長女・エルゼは、この国では珍しい黒髪を理由に幼少期にいじめられていた。
しかし、唯一その髪を褒めてくれた婚約者のセルージと、大親友のフローリアに裏切られ、婚約破棄を突きつけられてしまう。
傷心のまま参加した社交界の夜会。
悲劇のヒロインを演じるフローリア策略によって悪女としてエルゼを糾弾するセルージ、そして周囲からの冷酷な視線…―
絶望の淵に立たされるエルゼだったが、幼馴染の公爵令息ノアが現れて…―。
「俺なら、絶対に君を裏切ったりしない。ずっと昔から、君のことが好きだった」
――不吉と罵られた黒髪を「世界で一番美しい」と愛してくれるスパダリな幼馴染に、これでもかと甘々に甘やかされるなんてことないただのお話。