あらすじ
全ルートバッドエンドの乙女ゲームに悪役令嬢として転生して、三年が経った。
何もしていないのに悪役として扱われ、ヒロインのアリアには嘘の被害者として利用されてきた。
そんなある夜、「あるはずのない扉」を見つける。
辿り着いた小さな部屋には、作者が残した手紙があった。
「ハッピーエンドの書き方がわからなかった。ごめんなさい」
削除線で消された四番目のキャラクターの草案を見つけた私は、続きを書いた。
翌朝、消されていたはずのエルハルトが目の前に現れる。
そしてアリアが仕組んだ断罪の場で——本物のヴィランが誰だったかが、明らかになる。