あらすじ
前世の記憶を持つ地味なオカルトオタクの少年・小森一叶(こもり・かずは)は、自分を「捕食」しようと外堀を埋めてくる学園の肉食女子(ハイスペックな生徒会長など)から逃れるため、ある限界の結論に達する。
「生身の人間が怖いなら、オカルトの世界に逃げるしかない……!」
放課後の旧校舎。気配を消し、恐怖と緊張で制服の袖口をきゅっと握り締めながら、一叶は藁にもすがる思いで都市伝説の定番『コックリさん』を呼び出した。
「誰もいない、静かな場所に俺を連れていってください」と。――しかし、一叶は知らなかった。
この世界の『男女比バグ』の法則は、なんと怪異や幽霊の世界にまで適用されているということを。
「おいで、と私を呼んだのは……え? 男の子……? こんなに可憐でウブな子が、私を……?」
現れたのは、世にも恐ろしい怨霊――ではなく、生きた男の子を間近で初めて見て脳を焼かれてしまった『トイレの花子さん』や『隙間女』といった、限界突破レベルで男飢えしている美少女怪異たちだった!
呪う気満々だったはずの彼女たちは、恐怖に涙目で震える一叶の「あざとい完全防衛ムーブ」に一瞬で一目惚れ。
「人間のメス(女子生徒)にも、他の悪い怪
異にも、この子は指一本触れさせない……!」と、現世と常世の境界線で一叶を全力で甘やかし、神隠し(過保護な監禁)しようと激しい溺愛をスタートさせる。
昼は学園の肉食女子たちに「特別過保護対象」として囲い込まれ、
放課後は旧校舎で美少女怪異たちに手作り(?)の怪異スイーツで餌付けされる。
「お願いですから、誰か俺を放っておいてください……っ!」
本人はただ平穏に、静かに引きこもりたいだけなのに、人間と人外の双方から「私の縄張り(ベッド)においで」と全力で引っ張りだこになる、絶対絶命・全方位包囲網の勘違い限界ハーレムコメディ、ここに開幕!