あらすじ
東京都十門区。そこは幾多の霊脈が交わる国内最重要の霊的拠点にして、畏れ敬われる呪われた地。
千年前、平安の世。異界より現れた鬼の王が、無数の配下を率いて現世を蹂躙した。その圧倒的な災厄を前に、時の霊能者・古條國影は、十の守護門を築き、王を異界の深淵へと押し戻すことに成功する。だが、王は去り際、不敵な笑みとともに呪いを残した――。
「百年に一度、我は祭りを催そう」
以来、古條の血脈は一世紀ごとに訪れる災厄を封じ続けてきた。しかし十二年前。十度目の災厄を目前にして、古條家は不可解な事件により瓦解。十の守護門はその機能を完全に停止してしまう。
そして現在。自身が古條の後継者であることなど何も知らない高校生・古條新楽の前に、土地神を名乗る奇妙な来訪者が現れる。
十二年前の惨劇。一族に課せられた宿命。そして、一年後に迫る十度目の災厄。新楽は、傍若無人な土地神に振り回されながらも、大切な日常を守るため、現代の闇に潜む怪異へと立ち向かう――。