あらすじ
時は元治元年。動乱の京。
幕末の戦火が迫る中、闇の底では志士たちが呼び出した異国の魔や、時代の不協和音から生まれた凶悪な怪異が蠢いていた。
「金と女を用意しな。話はそれからだ」
新選組副長・土方歳三から「闇の始末」を請け負うのは、土御門の異端児・凱夜(がいや)。
漆黒の着物を着崩し、二本の業物を携えたその男は、後の世に「死神」と恐れられる朔夜、そして「王子」と謳われる蓮真のルーツとなる伝説の陰陽師。
凱夜が振るうのは、あらゆる怪異を光速で断ち切る、荒々しくも美しい「神速の剣」。
しかし、彼を最強たらしめているのは術のキレだけではない。その身に纏う圧倒的な色気と、窮地の女妖怪を力でねじ伏せ、愛で溶かして味方につける、豪放磊落な「妖怪ハーレム」だった!
報酬として島原の美女を要求しながらも、事件の裏で泣く女妖怪を見捨てられず、ついにはそのすべてを「俺の女」として抱き上げていく凱夜。
九尾の狐、絡新婦、雪女……。妖艶な美女たちを従え、凱夜は夜の京を神速で駆け抜ける。
「地獄へ行くなら、最高の女を連れて行きな――。あいにく、この女はもう俺の女だがな」
倒幕派の陰謀、異形の暗殺者、そして欲望渦巻く夜の街。
血飛沫と艶やかな情愛が交差する中、神速の刃が幕末の闇を鮮やかに切り裂く!
圧倒的な強さと、底なしの愛。
土御門の歴史に刻まれた、最も不遜で華やかな男の戦記、ここに開幕。