あらすじ
入野貴也という青年が、記憶喪失の状態で自身のドッペルゲンガーと出会う。本来ならばドッペルゲンガーと入れ替わりで死ぬ運命であった。しかし自分が誰かを忘れた彼には効力が及ばず生き延びてしまい、ドッペルゲンガーは彼の処遇に困ってしまう。
そこに恋人・須田結衣子が現れた。彼女もまた「入れ替わり」で、貴也を消滅させる計画を貴也のドッペルゲンガーと共に立案する。
しかし決行日、結衣子はドッペルゲンガーを刺す。彼女の正体は自身のドッペルゲンガーを殺して入れ替わりを阻止した、オリジナルの結衣子だった。
貴也のドッペルゲンガーは生への執着を見せ、結衣子を咎める。しかし記憶を失ったままの貴也は、客観的には殺人犯でしかない結衣子の味方についた。主人公はこの二人の関係に立ち入る余地はないと悟り、ドッペルゲンガーとしての生命に幕を下ろし消滅した。