あらすじ
高校二年生の結城蒼真は、両親を事故で亡くしたことをきっかけに、瀬戸内海に浮かぶ故郷の島・凪島へ戻ることになった。
祖母の千鶴と暮らし始めた蒼真は、ある日、港で「潮」と名乗る不思議な少女と出会う。
なぜか蒼真のことを知っている潮。
そして彼女との出会いを境に、蒼真は人には見えない神々の姿を見るようになる。
凪島には古くから、
「この島は、おのころ島の欠片である」
という伝承が残されていた。
だがそれはただの昔話ではなかった。
人々に忘れられた神々は少しずつ消え、神々の世界そのものが終わりを迎えようとしていたのだ。
神守の家系に生まれた蒼真は、潮や仲間たちとともに瀬戸内海の島々を巡り、失われた神話の記憶を辿っていく。
これは、忘れられた神々と、語り継がれる想いの物語。
そして、ひとりの少年が故郷と居場所を見つける物語。