あらすじ
「無駄だ」と言われても、私はコアレベルを上げ続ける。
気づいたら見知らぬダンジョンの中にいた。記憶はない。仲間もいない。あるのは無機質な管理システムと、何もない洞窟だけ。
ダンジョンマスターとして生き残るには強くなるしかない。
でも世間が「効率的」と呼ぶやり方を、私はどうしても選べなかった。
モンスターに名前をつけて、笑われる強化を積み重ねて、誰も挑まない頂上を目指して——
気づけば、精霊の遊庭は少しずつ、確かに強くなっていた。
そしてもうひとつ、変わっていくものがあった。
最初は返事しかしなかった存在が、いつからか一拍だけ間を置くようになって。
いつか、名前を呼ぶまでの話。
罠と策略で格上を倒す頭脳戦ダンジョン経営譚。
そして、無口な相棒がゆっくりと言葉を覚えていく、静かな成長の物語。
※初投稿です。至らない点あると思いますがよろしくお願いいたします。