あらすじ
湯傘 希結(ゆかさ きゆ)は市立晴海(はるみ)中学校に通う1年生。
6月。とても中途半端なこの時期に、珍しく転校生がやってくる。
それは希結の唯一の天敵、上川 宙弥(かみかわ ひろや)だった――――!?
今まで、転校を3回経験した希結。
1回目の転校で、希結は宙弥と出会った。
彼は希結によく突っかかっていた、唯一の人物だった。誰にでも明るく、優しく振る舞って人気者になっていった希結に、いつもバカにしたようなことを言うため、とても嫌っていた。
1回目の転校からわずか1年後、県外の小学校へ転校した希結。
前の学校で気を張りすぎていて疲れていたこともあり、気がつくと空気ほど存在感が薄い存在に。
それでも、逆に男子に嫌がらせをうけてしまう。
そして小学校を卒業したタイミングで、また転校。
そこで今の晴海中へ通うことになったのである。
今度こそ、存在感を極限まで消して、誰とも深く関わらないまま卒業する……!!
そんなささやかな(?)願望を抱いていた希結だったが――――?
宙弥に再び再会してしまったことで、『清楚で大人しすぎる湯傘さん』の仮面を剥がされそうになる危機に襲われてしまう。
希結の頭の中にいる小さな応援団長「脳内キユちゃん」と共に、平和な日常を守り抜くため(?)
奮闘する物語。
でも、希結は知らなかっただけだった。
不器用すぎる、サボテン男の本心を――――。