あらすじ
公爵令嬢セイラ・フォン・アークライトは、王太子アルベルトの婚約者として、幼い頃から王太子妃にふさわしくあろうと努力を重ねてきた。
しかしある夜、王宮の舞踏会で、アルベルトは突然セイラに婚約破棄を言い渡す。
理由は、聖女リリアの啓示によって、セイラが悪女だと判明したから――。
身に覚えのない罪を着せられ、悪女として断罪されたセイラ。けれど彼女は、王太子にすがることなく静かに受け入れる。
「……むしろ、好都合ですわ」
王太子妃という窮屈な未来から解放されたセイラの前に現れたのは、隣国エグゼルバ王国の第一王子レオニスだった。
セイラの冷静さと聡明さに興味を持ったレオニスは、彼女へ手を差し伸べる。一方、王太子に寄り添う聖女リリアの“奇跡”には、少しずつ不審な点が見え始めて……。
悪女と呼ばれた公爵令嬢が、偽りの聖女の光を暴き、自分の未来を自分で選び取る、婚約破棄から始まる逆転ラブファンタジー。