あらすじ

都内の片隅、1Kのマンションで、「Webライター」として生活しているプライドギガの飼い主。その部屋には、名前を持たない一匹の保護猫が住んでいる。 猫はスマホの画面に一喜一憂し、SNSの「いいね」の数で自己肯定感を上下する人間たちを、キャットタワーや本棚の頂上から冷徹に"傍観"している。 〔なぜ、人間どもは、実体のないデジタルの数値にこれほどまでに支配されるのか〕哲学的な思索にふける猫だが、その考察はいつも空腹という現実によって遮られる。 「おっととっ、観察に熱中しすぎたわい、主人、俺の飯はまだかい?」 飼い主の失恋、ネット炎上、怪しい副業への罠・・・現代社会の荒波に揉まれる主人の「愚かさ」を観察し、毒を吐きながらも、どこか放っておけない猫と人間の奇妙な共生を描くコメディ。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/06/04
  • 現在の作品傍観者は上を向く