あらすじ

個人の存在は記録によって証明される。 「現前論」なる胡乱な社会制度により運営される世界において、人は日々の行動を記録し、その記録によってのみ社会的存在として認められる。 学術コロニーに住むシュイルは、写真による記録を信奉する青年だった。その日その日、自分に相応しい画角を見つけて撮ること。それがシュイルの日常であり、道徳でもあった。そんなある日、彼は制度への適応に失敗した旧知、リハムと再会し、一時的に居場所を失ったリハムとの共同生活を始める。 共同生活を始めた二人はやがて、「記録されること」と「存在すること」の隔たりに触れていく。 多分そんな感じの話。 これは、実在を制度化した社会で、人間が人間であり続けようとする物語。

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カクヨム
カクヨム2026/06/04
  • 現在の作品正しい瞳で、僕を見ないで