あらすじ
星に選ばれた少年は、世界を救う器になるはずだった。
辺境の村で暮らす少年レン・アルシオンの右手には、ある日、星の形をした光の痕が現れる。
それは祝福か。
それとも、人としての自分を失っていく呪いか。
星詠み見習いの少女ユナ、寡黙な剣士シオンと共に、レンは白い遺跡と夜の世界を巡り、自分に刻まれた星の意味を知っていく。
神になること。
器になること。
世界のために、自分を差し出すこと。
それが正しいと言われる中で、少年は最後に選ぶ。
神ではなく、器でもなく、ただ、人として。
これは、星に選ばれた少年が、星を越えてなお人であろうとする物語。