あらすじ
駆け出しの行商人マクシム・フェルマンは、ある夜、盗賊マンツに捕らえられる。
盗賊が求めたのは、翌日にノヴァク商会から依頼されるはずの荷。その中に紛れているという古代遺物《紫色の欲望》だった。
翌日、実際に商会から依頼された荷は六つの箱。
香辛料、銀糸、楽器、陶器、薬草、そして紫の封が押された黒塗りの小箱。
盗賊に脅され、商会からも値踏みされる中、マクシムは帳簿の弁済額と契約書の一文から、六つの箱に隠された違和感を読み取っていく。
駆け出し商人が、交渉と推理で生き残る異世界商人ミステリ。