あらすじ
北方の寒村グラウフェルト。
かつて皇帝に仕えた雷槍の名家、バーゼル家の子ロビンは、平民の悪童たちと肩を並べて育った。
手書きの旗を掲げ、いつか帝都で名を上げることを夢見た少年たちは、やがて「灰鷹隊」と呼ばれる若き義侠の集団となる。
没落貴族の子、職人の息子、貧しい家の長男、槍しか持たない少女。
田舎者と笑われながらも、彼らは帝都で功績を重ね、ついには北方公爵家に見出される。
そしてロビンは、公爵家三女エレオノーラと出会う。
だがその頃、帝国の外では新たな時代が産声を上げていた。
魔法を持たぬ平民にも戦える武器。王権を否定する革命。長く覇を唱えた帝国への反撃。
これは、英雄になろうとした少年たちが、滅びゆく時代の中で、それでも旗を掲げ続けた物語。