あらすじ
「世界で一番可愛い私を振るなんて...絶対に許さない!」
明智沙也加は、世界で一番可愛い女子中学生だ。
世界一は明らかに言い過ぎなのは自分でも自覚してが、控えめに言っても県内一くらいではあるらしい。
しかし、"学年で一番カッコ良い程度"の男子に振られてしまう。
サッカークラブに所属している、杉崎大成は言った。
「ごめん。今は誰とも付き合えない」
沙也加は屈辱感を嚙み殺すことができない。
そして彼女の捻り出した回答はこうだ。
「そうか、クラブチームで忙しいんだ!大成はプロを目指しているし、選抜されると高校も推薦で行けるって話じゃない!」
沙也加は自身の完璧な推理に納得する。
しかし、屈辱感は恐怖に変わる。
「明日、私が振られたことが学校中で噂になるかも...」
世界で一番可愛い自分が振られたという事実に、沙也加は耐えられなかった。
「そうだ。私が大成を振ったことにしよう。あなたはサッカーに専念しないって、そう言ったことにすれば...」
沙也加は友達全員に、この情報を流した
翌朝、学校に行った彼女には待っていったのは―—