あらすじ
突如として海面が上昇し、世界が海に沈んで1000年。
降り注ぐ雨は大地を削り、淀んだ水は、触れる者の肌を腐らせる猛毒——『深水(しすい)』へと姿を変えた。
絶望の海から現れる憎悪は、人々を蝕む怪物『海魔(かいま)』へとなり果てる。
散り行く先を知らぬ海魔を葬り、世界を浄化する軍人たちを、人は『葬務官(そうむかん)』と呼ぶ。
どこにでもいる高校生、日野総真。
彼は泡で覆われた表面で、平穏で不自由のない暮らしを続けていた。
――あの日、青い檻の中で、一人の少女に出会うまでは。
窮地に陥っていたエリート葬務官、神崎 彩春(かんざき いろは)。
彼女と出会ったことで、総真の静かな日常は一変する。
人類の最前線にして、海魔を葬る巨大組織『シャーレ』へと導かれる。
その先に待つ全てにどれほどの悲しみがあろうとも。
彼はありもしない水母の骨をその手に取る。
愛と絶望が渦巻く深淵の中で、真実という名の光を探す物語。
カクヨムに投稿しているものです。
追いつくまで2話まとめて1話として再編しています。
足が出ちゃった分は1話だけだったり。