あらすじ
高卒。三十五歳。彼女いない歴年齢。言うまでもなく童貞。赤子として転生し、クロードと名付けられた彼は、五歳まで確かに天才だった。
しかしある日、異世界転移特典であろう莫大な魔力量からくる、数多の魔術が使えなくなる。
その後、長兄アインによる陰湿なイジメも始まった。
ある日、クロードの味方でもあった次兄ベレトは、あることに気づいたと言い、クロードを自室に呼んだ。
話していると、突然クロードは背後から襲われた。クロードが目覚めた時、次兄ベレトが殺害されていた。その腹に刺さっていたのは、誰あろうクロードの剣。
クロードは次兄殺しの容疑者として追われ、逃走。
その後、五人の冒険者にも騙され、神獣にも生贄にされそうになるが、その時、謎の少女に救われる。
少女は不老であり、千年近く生きているという。
クロードは思った。
「その程度の不幸か」と。
チートを持ち無限に生きることの何が辛いのか、クロードには理解できなかった。
本当に辛いのは、何も持たぬまま、ただ生きることではないかと。
少女と口論になった。
そしてクロードは、もう一つのチートである『アーストゥエバーグリーン』の能力《スキル》により、桜をエバーグリーンに呼び出した。
花を見せてもらった対価として、少女はクロードの魔力の封印を解く。
一緒に行かないかと尋ねるも、少女は拒否した。
あくまでそれは花の対価であると。一緒に行くメリットはないのだと。
クロードは、戻った魔力でかき氷を作り、少女に食べさせた。
少女は表情を特に軟化させなかったが、対価として、同行を許可した。
そして三年。
クロードは『東の八剣』と呼ばれるほどの実力を手に入れた。
盗賊をこらしめて帰ってきた時、ニュースを見つける。
それはかつて自分に優しくしてくれた姉。
カトリ=ローディスが、行方不明になっている、というニュースだった。
異世界転生無双とミステリーを足した作品です。
恋愛とざまあ要素、寝取り要素あり。