あらすじ

ブラック企業に勤める新入社員は、深夜残業の最中、限界を超えたカフェイン摂取と疲労の中で意識を失う。 目を覚ました彼がいたのは、病院でも職場でもなく、果てのない真っ白な空間だった。 そこには数えきれないほどの人々が、整然と椅子に座り、誰かに呼ばれるのをただ静かに待っている。 状況が理解できないまま、彼は周囲の人間から「ここは待機室だ」とだけ告げられる。 やがて彼にも“順番”が回ってくる。 扉の向こうで待っていたのは、圧迫的な雰囲気をまとった「面接」。 そこでは、生前の働き方、選択、耐え続けた理由が淡々と問いただされていく。 これは救済なのか、それとも評価なのか。 彼はまだ知らない。 この場所が「地獄」でも「天国」でもなく、そしてまだ“死”ですらないことを。 ただひとつ確かなのは、彼の“次の配属先”が、この面接で決まるということだけだった。

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カクヨム
カクヨム2026/06/03
  • 現在の作品地獄極楽珍道中