あらすじ
人生の親友_吉田_。
俺が本心を打ち明けられる相手は、別の高校に通うこの捻くれボッチの【吉田】しかいない.
受験戦争が幕を開け、精神面での不調を共有し合う仲間が遠くにしかいないという戦略的劣性の状況において、俺と吉田は別々の場所で二人同時に曇天の空を睨んで口を歪ませる.その捻くれた眼光は太陽の光を幾度も歪ませて光のうちに眠る未来だけを拾う。
阪大文学部_基礎工学部_
霞ヶ関の官僚_国直属のサイバー部隊隊長_
「俺と君ならなんだってできる」そう語り合った中学三年生の受験前を思い出して、高校三年生の俺と吉田は同じことを学ぶ。
だから曇天の光をこの手中に全て収めよう.
後に、「災厄の問題児」「虚空の観察者」と呼ばれる俺と吉田の裏日記.ここで語られているのは受験戦争における俺らの捻くれた内部記録だ.