あらすじ
』それは人そのもの。
悪意が蔓延る場所では決して口にしてはいけない。
魔物が人々を脅かし、真名を知られれば意のままに操られる世界。
スラムを歩いていたブレアこと少年コロンブラは、ある日、持ち物を奪われる。途方に暮れる彼の前に現れたのは、黒い外套を纏う死の商人カウェルだった。
カウェルは盗賊を躊躇なく殺し、その異様さに怯えたコロンブレアは命乞いの代わりに「何でもする」と口にしてしまう。
コロンブレアはカウェルがかつて失った友人によく似ていた。そしてカウェルは彼から真名を聞き出し、半ば強引に旅へ連れ出した