あらすじ
勇者パーティーの専属タンクであるレオンは、敵の注意(ヘイト)を引くために大声や魔法を使うのではなく、敵の論理的矛盾やコンプレックスを的確に突く『論破(レスバ)』を極めていた。
どんな凶悪なボスでも、彼のネチネチとした正論とエビデンスに基づく煽りの前には完全に理性を失い、レオンだけを狙うようになる。結果としてパーティーは常に無傷で勝利を収めていた。
しかし、「敵の最後の捨て台詞が勇者宛てじゃないのが地味でムカつく」というアーサーの理不尽な感情論により、レオンはパーティーを追放されてしまう。
フリーになったレオンは、その圧倒的なヘイトコントロール能力を買われ、国直属の特務討伐隊『銀翼』にスカウトされる。凶悪な精神攻撃を得意とする魔将すらも「お豆腐メンタル」と論破して涙目による物理攻撃に引きずり下ろし、新天地でも圧倒的な活躍を見せるレオン。
一方、レオンという完璧な盾(ロジック)を失い、敵の本来の脅威に晒された勇者パーティーは、あっけなく自滅の道を辿っていく。
これは、理屈っぽすぎる最強の盾役が、正論という刃で異世界の敵をブチ切れさせながら無双するロジカル・ファンタジー。