あらすじ
138億年、宇宙のすべてを記録してきた存在が、ある日突然、女子高生として
高校に転校してきた。
彼女の名前は、明石コトハ。
人類の歴史も、未来の出来事も、クラスメイトの秘密も、来週のテストの答えも、
全部知っている。
ただし転校初日、彼女はパンをくわえて遅刻してきた。
理由は「青春物語の開始演出として有効だから」。
けれど彼女は、メロンパンを食べたことがない。
友達と笑い合ったことがない。
誰かに「おはよう」と言われて、胸が少し温かくなる理由も知らない。
全知なのに、人生経験はゼロ。
そんな彼女の学園生活案内係に選ばれたのは、宇宙の記録上もっとも平凡な少年、
凡田一だった。
知りすぎている転校生と、何も特別ではない少年。
二人の出会いから、青蘭高校の毎日は少しずつ、そして盛大に、おかしくなっていく。