あらすじ
目を覚ますと、私は一冊の本になっていた。
しかも、ただの本ではない。
『終焉(しゅうえん)の禁書』。
この本を最後まで読んだ者には、無限の力と憎悪がもたらされ、世界を滅ぼす者となる。
つまり私は、読まれてはいけない本に転生してしまったのだ。
けれど、ページを開かれれば元の世界へ帰れることが分かった。
読まれなければ、私は永遠に本の中へ閉じ込められる。
でも、最後まで読まれたら、この世界が破滅する。
帰りたい。
でも、読まれてはいけない。
どちらにしても、恐怖と絶望しかない状況に転生させられてしまった。