あらすじ

その夜、私たちはまだ知らなかった。 中学受験を終えた息子。無邪気な娘。 商社勤務の夫と、母親の私。 どこにでもある家族の食卓から、すべては始まった。 遠い海で起きた戦争。封鎖されたホルムズ海峡。 「ただちに影響はない」と繰り返すテレビ。 でも、スーパーの棚から物が消え始めた。 プリンも、ゴミ袋も、子どもの解熱剤も。 私には、誰にも言えない体調の変化があった。 数年前、何の疑いもなく打った、あのワクチンの後から——。 特別な力なんて、何もない。 ただ、家族とごはんを食べて、明日も生きていたいだけ。 そんな普通の母親が、静かに崩れていく日常の中で、 何に気づき、何を選ぶのか。 これは、まだ誰も知らない未来の記録。

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カクヨム
カクヨム2026/06/02
  • 現在の作品ナフサの夜