あらすじ
瑞稀(みずき)は、自分磨きが大好きな二十二歳。
ヘアメイク、ネイル、コスメ、ファッション――流行の「可愛い」を追いかける毎日は楽しい。けれど、寄ってくる男たちは見た目ばかりを見て、本当の自分を見てくれなかった。恋人ができても長続きせず、どこか満たされない日々を送っている。
そんなある日、瑞稀は交通事故に巻き込まれる。
奇跡的に一命を取り留めた彼女だったが、目を覚ましたその日から、人には見えないはずの”死神”が見えるようになっていた。
そして現れたのは、銀髪に蒼い瞳を持つ美しい死神・白銀。
彼から告げられたのは、あまりにも残酷な事実だった。
――あなたの寿命は、あと一年。
突然訪れた人生のタイムリミット。
絶望するかと思いきや、瑞稀が最初に口にした言葉は――
「お願い! 一年間だけ彼氏になって!」
無愛想な死神と、自分大好きな女の子。
奇妙な契約から始まった一年間は、やがてたくさんの出会いと別れを運んでくる。
人の想いに触れ、人の死に触れ、自分自身と向き合いながら、瑞稀は少しずつ変わっていく。
これは、人生の残り時間を知ってしまった少女と、死を見届ける死神が紡ぐ、一年限りの恋の物語。
限られた時間の中で、瑞稀が最後に見つけるものとは――。