あらすじ

「ケツだった。」 ゴールデンウィーク初日。 早朝の川で釣りをしていた僕は、水面を流れてくる少女を見つける。 一年前、この川では彼の幼なじみが死んだ。 だから本当は、近づきたくなかった。 それでも少女を助けるために飛び込めば、水底から伸びる“黒い手”に足首を掴まれ、川底へ引き込まれそうになる。 彼を引き上げたのは、訝屋依と名乗る胡散臭い男。 助けた少女・皿谷潜は、自分の名前以外の記憶を失っていた。 黒い手。 記憶喪失の少女。 怪異を集める男。 そして、“一年前”の記憶。 止まったままだった時間が、今少しずつ動き始める。 これは、死者に手を引かれ続ける僕と、残されたものたちの痛々しい青春怪異譚。

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カクヨム
カクヨム2026/06/02
  • 現在の作品少女に手を伸ばし、死者に手を引かれる