あらすじ
王太子アルフォンスから、王宮大広間で婚約破棄を言い渡された公爵令嬢エリザベート・ローゼンベルク。
だが、彼女は泣かない。縋らない。膝も折らない。
王太子が並べた罪状――招待状、席順、寄付金、聖女認定、騎士、書簡、噂。
それは、王国が「悪役令嬢」と呼んで切り捨ててきた機能の一覧だった。
社交担当。経理担当。魔法担当。騎士担当。情報担当。聖女候補。
ならば、その悪役令嬢だけで組めばいい。
「では、その悪役だけで王国を攻略して差し上げます」
婚約者の席は不要。
王太子派の夜会も、金庫も、奇跡も、剣も、断罪台本も、舞踏会の中央も、評議会も、王国中枢も――すべて役割分担で奪っていく。
捨てられた悪役令嬢たちが、断罪した側を順番に詰ませていく、職能分担ざまぁファンタジー。