あらすじ
執着を抱えたまま、道満は“白い気配”を追い続けた。
力を求めて辿り着いた先で契約を交わし、式神としてこはくへ永遠に縛られることになる。
皮肉を叩きながら主へ仕え続ける道満だったが、こはくの傍には清明や閻魔、人外たちが自然に寄り添っていた。
自分はあくまで式神でしかない――そう理解しながらも、離れ難さだけが深く積み重なっていく。
やがて道満は気づいてしまう。
契約という檻こそが、自分とこはくを繋ぐ唯一の救いだったことに。
陰陽師、芦屋道満が力を追い求めてこはくと契約する。その代償に死後こはくの式神として使われるようになった道満は、如何にしてこはくに依存していくのか……。
「人外たちの主、だいたい全部の元凶なのに誰も嫌えない」シリーズの道満ルートです。
前半はシリアルめな短編、後半は日常ドタバタ断片集、続きの物語として清明ルートへ繋がります。
登場人物
こはく
道満に黒い炎を与えた神。気まぐれ。このシリーズの中心人物。こはくの力はあらゆるものを引き寄せ、満たす性質を持つ。
与えられた側は容易く離れられなくなるが、
抱え込む量が過剰になれば、こはく自身もまた乱れる。
道満
使う側から使われる側になった陰陽師。主に振り回される。清明のことはライバル視している。
清明
陰陽師。道満のことは友達だと思っている。
閻魔
地獄の王。こはくとは古い仲。
獄露
琥珀の本拠である屋敷の管理者。屋敷付きの上役で人事などを行なっている。こはくとの距離感が異常。
注意事項
直接的な性描写はありませんが、連想させる表現を含みます。
*タイトルとなってるエピソードは主に力のやりとりの話になります。