あらすじ

むしむしと暑い夏の夜。 三十手前の主人公は、毎日会社と家を往復するだけの投げやりな日々に、小さなため息を漏らしていた。 ​薄着のまま、涼を求めて出たベランダ。 誰もいないはずの暗い庭から、ふいに伝わるねっとりとした視線。 ​気のせいだと思おうとしたその瞬間、ベランダの手すりの真下から、湿った吐息が聞こえてくる。 恐怖に震えながら覗き込んだ彼女が目にしたのは、闇の中からぬるりと浮かび上がる「あり得ないもの」だった。 ​――日常の隙間に滑り込む、一夏の怪異。 読んだ後、あなたの背後の扉は、本当に閉まっていますか?

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カクヨム
カクヨム2026/06/02
  • 現在の作品ベランダ