あらすじ
王宮で「傷を消せない偽物聖女」と断罪され、追放されたリリア・ノルン。
雪の中で倒れていた彼女を拾ったのは、北方を治める“悪女辺境伯”イザベラだった。
リリアにできるのは、傷を消すことではない。
血を止め、痛みを和らげることだけ。
誰からも価値がないと言われたその力を、イザベラは「十分だ」と言ってくれた。
魔物との戦いで傷つく兵士たちを助け、傷だらけの辺境伯を支えるうちに、リリアは少しずつ自分の居場所を見つけていく。
これは、奇跡を起こせない元聖女候補と、傷だらけの悪女辺境伯が幸せになるまでの物語。