あらすじ
相棒を殺された。
しかも世界中が、そのことを忘れた。
結晶生命体に殺された人間は、存在そのものが消滅する。記録も、記憶も、思い出も。
だから今。相棒の死を覚えているのは私だけだ。
最後に残された言葉は、一つ。
「生きろ」
怒りと悲しみを力へ変える魔法少女カラミティとして戦いながら、高校生ハルは今日も日常を生きる。
世界のためじゃない。正義のためでもない。
大切な人が確かに生きていた証を、この世界に繋ぎ続けるために。
忘れられた相棒。終わらない侵略。そして、自分だけが抱える喪失。
これは復讐譚ではない。
喪失を抱えた少女が、それでも前を向いて生きていく物語。