あらすじ

柴崎透は、人間関係をすべて「取引」として処理しようとする高校二年生。 好意も、感謝も、親切も、返せなければ負債になる。 だから誰かを助けるときも、必ず対価を設定する。 そうすれば、自分の善意を疑われずに済むから。 ある日、現代文の作文にそんな持論を書いた透は、担任の桐島慎吾に呼び出される。 連れて行かれた旧視聴覚室にいたのは、匿名相談配信「放課後、名前のない相談室」を運営する優等生・一ノ瀬凛だった。 言葉で人を救おうとする凛。 取引で人間関係を安全に処理しようとする透。 そして、誰かの役に立つことで居場所を作ってきた明るい少女・日向七海。 三人は非公認の「互助契約部」として、放課後に持ち込まれる小さな悩みを解決していく。 ノートを返してと言えない生徒。 部活を辞めたいと言えない後輩。 好きな人に告白できない少女。 そして、透の取引主義をなぜか一撃で崩してくる、優しすぎる同級生・瀬川悠人。 これは、好意を受け取れない少年が、返せないものを抱えたまま、それでも誰かの隣にいる方法を探す、こじれた青春ラブコメ。

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カクヨム
カクヨム2026/06/02
  • 現在の作品君の好意を受け取れない