あらすじ
聖女として生まれながら、癒やしの力を持たなかった王女エリシア。
父王から名を奪われ、「国の恥」と呼ばれ、城の奥に閉じ込められていた彼女は、ある日、荒れた北の国ルミエールへ送られる。
そこで待っていたのは、彼女を聖女ではなく一人の人間として迎えてくれる優しい王と王子だった。
何の力もないと思っていたエリシアだったが、彼女が歩いた土地は潤い、水は澄み、荒れ地は豊かな畑へと変わっていく。
癒やしではなく、国を豊かにする力。
やがて彼女が本当の「豊潤の聖女」だと知れ渡った時、彼女を捨てた祖国では民の怒りが爆発する。