あらすじ
見た目、声、私を私だと主張してくれる人、私が私であるという記憶、身分証明書。
それが、私を私たらしめる根拠である。
しかし、身分証明書以外は確証とは言えない。人の記憶、認識に依存してしまうものだから。客観的に、根拠となり得ない。
身分証明書は、私を私たらしめる唯一の確証である。他人の認知は関係が無い、唯一の確証である。
もしかしたら、この世では身分を奪うことや交換することが容易であるのかもしれない。私達は、極めて不安定な根拠で、個を認識しているのだ。
仮に、誰かに成りすまそうとしら、簡単に成り済ますことができてしまうかもしれない。逆も然り。