あらすじ
都内の大学に通う吉尾凪は、村雨陸久が陰で自身の知人に対して悪態をついている場面に出くわす。
無口でミステリアスだと噂されている彼のそんな一面と、その口調が北海道弁だったことで凪はとても驚く。
そして彼に気づかれ、彼女は盗み聞きしたわけではないと取り繕うあまり、北海道弁を理解できることがバレてしまう。
彼が無口な理由が方言にあると察した凪は、このことは誰にも言わないと約束する。また、この出来事が互いを知るきっかけになり、方言と標準語を教え合うような関係に発展する。しかし、お互いを知るようになっても、陸久はなぜ北海道弁を隠しているのかは教えてくれずにいた。
夏休みに突入し、凪は一人で北海道にある祖母の家に泊まりに行く。
札幌で偶然会った二人は、道に迷っていた姉妹を道案内を兼ねて札幌時計台と北海道庁旧本庁舎を訪れる。
そうして陸久は地元で過ごしたことで整理した自分の考えや過去を、ついに凪に打ち明けていくのだった。