あらすじ

世界の色分けがまだ単純だった、ある意味で幸せな世界。 当時、世界は大きく三つに分かれていた。 資本主義を信奉し、自由と民主主義を錦の御旗に掲げる、自由連合。 労働者の楽園を自称し、階級社会と資本主義を否定する、共産諸国。 個人より国家全体の発展を優先する、新興の全体主義陣営、枢軸同盟。 自らの生存圏と、その確立を求める各陣営は、その勢力を広げることに腐心していた。 それは強大な軍事力に裏付けられた砲艦外交によって推し進められる一方で、各陣営の対立をより深めていった。 幾度かの内乱と代理戦争を繰り返しながらも、大戦というほどの戦争はなく、世界は微妙な均衡の上に危うい平和を保っていた。 しかし、いつ大戦が勃発してもおかしくない、緊張に満ちた世界であることは疑いようもない事実であった。 これは、この混迷の時代を生きた人々の記録である。 ※タイトルの Chronik は、独語で『年代記』という意味です。

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エブリスタ
エブリスタ2009/12/20
  • 現在の作品Chronik “薄氷の平和”