あらすじ

人の役に立ちたくて電力会社に入った男がいた。 雪の日も。 台風の日も。 真夜中も。 街に灯りを届け続けた。 だが四十七年後。 気付けば彼は、 ホチキス針使用量適正化推進会議 に出席していた。 なぜだ。 どうしてこうなった。 人類はいつから灯りよりホチキスを愛するようになったのか。 仕事とは何か。 人生とは何か。 評価とは何か。 そしてホチキスとは何か。 国家崩壊。 戸籍消失。 国連緊急会合。 世界を揺るがすホチキス文明終焉の日。 これは、 笑いながら人生を見失った全社会人へ贈る、 史上最悪で史上最高の業務報告書である。

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エブリスタ
エブリスタ2026/06/01
  • 現在の作品ホチキス文明終焉報告書 ――あるいは、街に灯りをつけた男が、なぜ最後にホチキス針へ敗北したのか