あらすじ
主人公の菅原快(すがわらかい)は、足が速くて小学生の頃からモテていた。
足の速さでもてはやされてきた菅原は、その才を披露して、周知して、注目され、羨望されたいという欲求を満たすため、中学生になってから陸上部に入部する。
自分より速い人間はいないだろうと自惚れていた菅原の前に、同じ学年の新入部員が現れる。
それは低身長で自分より速いとは一切思えない部員、進藤拓真(しんどうたくま)。
しかし、その想像に反し、進藤は驚異の脚力を持っていた。
その速さに、菅原は追いつくことはできなかった。
次第に菅原は、進藤に対しフラストレーションが溜まっていく。
そんな中、進藤が退部した。
強敵である進藤がいなくなり、しめしめと思った菅原。
高校三年生の最後の大会で見事優勝するが、それは進藤がいないからだ得た功績だと周りは評価する。
菅原は優勝したにもかかわらず、進藤のせいで周りに認められなかったことをきっかけに、走ることをやめると決意するが……。
走りにそれぞれの思いを抱えた、二人の青年の物語