あらすじ
鈴木隆、48歳、年収400万円。
就職氷河期という時代の波にすべてを奪われ、安酒を煽って眠るだけの冴えない毎日。
そんな彼がある朝目覚めると、そこはバブル前夜の1985年――小学4年生の自分の姿に戻っていた。
「またかよ……」
タイムリープした彼を待っていたのは、かつて挫折した「中学受験」への再挑戦。
親の勝手な期待にうんざりしながらも、彼は決意する。
「どうせなら、この強制イベントを利用してやる。48年分の未来知識と人生経験で、親と、天才と、そして冴えなかった自分自身の人生に、最高の形でリベンジしてやろうじゃないか」
武器は、いずれ来るIT革命の知識、バブル崩壊の結末、そして大人が持つ戦略性。
しかし、彼の前には「方程式を使えない鶴亀算」や「小学生ならではの人間関係」といった、思わぬ壁が立ちはだかる。
プライドの高い天才少年・一条輝彦との熾烈な頭脳戦。
孤独な戦いだったはずが、いつしか最高の「同志」となるクラスのマドンナ・高嶺麗奈との出会い。
これは、単なる知識無双ストーリーではない。
その先に待つ「報われない未来」を知っている男が、本当の「生きる力」と「大切な仲間」を見つけ出す、ちょっぴり不純で、最高に熱い人生やり直し物語。
「やり直したい」と願ったことのある、すべての大人たちへ。
※幻冬舎の公募落選した作品です。供養を込めてアップしてます※